坂本龍一さんが亡くなってからまたラストエンペラーを見たくなり、全長版があるのを知って鑑賞しました。
全長版は3時間40分もあります。
確か9年前に2回見たのですが、ストーリーをすっかり忘れていました😅
その頃は今より歴史の知識がなく見てもすぐ忘れたんだと思います。
今回も最初にソ連に捕まって収容所に入るのですが、その辺がよくわからず後日見たNHKスペシャルの「映像の世紀バタフライエフェクト 満州帝国 実験国家の夢と幻」
を見てようやくある程度流れが掴めました。
1945年終戦直前、8月9日にソ連が満州に攻め込み、そこで溥儀がソ連に捕まるわけですね。
捕まった溥儀が駅のトイレで手首を切るところから始まります。結構気持ち悪かったり怖いシーンも多々あるので、中学生までの方はオススメしません
それから回想のシーンと現在が入り混じりストーリーが展開します。
この映画の見どころなんといっても紫禁城で撮影しているところでしょうね!
私は中国の歴史ドラマが好きでいくつか見ていますしそれらもかなり本格的ではありますが、撮り方もあるかもですが本物の紫禁城がダイナミックで迫力があります。
話は逸れますが、中国の歴史をテーマにしたエンターテイメントは人気なのはやはり大陸ならではのスケールが大きいところがありますよね。
辛亥革命で清国がなくなり皇帝ではなくなったものの、紫禁城では皇帝として存在しまた周りの人もそのように振る舞います。
その後満州国が設立され溥儀は皇帝になりますが、溥儀は自分が皇帝であることにこだわりがあるように感じました。
坂本龍一さんが演じた甘粕正彦をなんと私は知らなかったんです。
それをきっかけにブックオフオンラインで「甘粕正彦 乱心の曠野」佐野眞一著を買ってみました。
時間がなくて全然読めてません💦
ソ連に捕えられたのは日本が敗戦したからだと思うのですが元皇帝で収容所で厳しい暮らしを強いられたのは普通の人よりも受け入れがたかったでしょうね。
満洲国設立パーティでは妻の婉容の様子がおかしいシーンもありましたが、アヘン中毒だったようですね。
それがどうやら日本政府が阿片を生産していたということらしく、その辺全く知識がないので「阿片王」の本を前から読んでみたかったわけなんです。
安倍元総理の祖父の岸信介がその辺関与しているみたいで気になりますよね。
溥儀は5年間の収容所生活を経て中国に戻されますがそこでも刑務所?暮らしをしていたようです。
9年目に恩赦で解放された後は庭師として生きたそうです。
清国の皇帝からそのような運命を辿るとは激動の人生ですよね。
映画では英語なのですが、中国語がよかったですね‥中国語の響きが好きなんです。
だいぶ前になるけど、愛親覚羅溥儀の弟の溥傑と日本の嵯峨浩が結婚したのですがそのドラマスペシャルがありました。
調べてみると2003年に放送された「流転の王妃・最後の皇弟」というドラマでなんとyoutubeで見れるみたいです。
今少し見てみたけどなんと前半は見てなかったみたいです。
後でゆっくり見たいと思います。
私が見落としてるだけかもしれないけど最近こういう歴史物のドラマスペシャルが少ないような気がしますね。
ラストエンペラーを見返して、そのあたりの歴史とか人物などを調べるきっかけになってよかったです。
全長版はamazonのスターチャンネルで1週間お試しで見れますよ。
時間があるときにゆっくり本を読みたいと思います。